消費エネルギーの減少

古くは日本に限らず飢饉や食糧不足に悩まされていましたが、 飽食の時代になってきたため先進国では好きなときに好きなだけ食べられるようになりました。 そのため、世界中の先進国では肥満の増加が大きな問題となっており、 日本でもこの30年くらいで肥満と呼ばれる人の数が2倍になったと言われています。

日本人の成人男子の平均摂取カロリーは約2,000キロカロリーと言われています。 この数字は近年、徐々に低下してきているようです。 では何故、肥満の数は増えているのかというと、 それは摂取カロリーを上回る消費カロリーの低下にあると考えられています。

消費エネルギーには、何もしていなくても必ず消費される「基礎代謝エネルギー」、 身体を動かすときに消費する「活動代謝エネルギー」、 食物を消化吸収するときや低温下で体温を維持するために消費する「熱産生エネルギー」の3種類が存在します。 割合はそれぞれ、約70%、約20%、約10%となっているわけですが、 運動不足が続くと活動代謝だけでなく基礎代謝も落ちてきます。 基礎代謝は消費エネルギーの約7割を占めているだけに、 基礎代謝の減少による体重増への影響は大きいと言えます。

飽食で好きな物が好きなだけ食べられる上に、科学などの進歩により移動なども非常に便利になっています。 普通に暮らしているだけでは自然に運動不足に陥ることになり、肥満への道を進んでいることになります。 このことから、ダイエットの第一歩は間違いなく消費カロリーを増やすこと、そうです、運動です。